2002年5月23日 日経新聞の記事「特集：小泉外交——私はこう思う」より抜粋
「昨年10月末にパキスタンを訪問したが」に答えて。
全文は以下の通り
国会は軍事支援の議論ばかりで外交の不在を感じたんです。
現場に行ってまず何ができるか考えたかった。
パキスタンの民衆は反米感情が強く
『日本はなぜ米国の後ろばかりついていくのか』と言っていたし
一緒に日本がアフガンを攻めてくると考えている。
『ヒロシマ・ナガサキを経験しているのだから爆撃の苦しみが分かるだろう』
と話す人がいたし
『飢餓にさまよう人を助けるのが日本の役割だ』
とタクシーの運転手や医師などいろんな人から言われた。

2002年5月23日 日経新聞の記事「特集：小泉外交——私はこう思う」より抜粋
「小泉政権の外交をどう思うか」に答えて。
前後部分は以下の通り
3点めは日米関係。
軍事関係だけを突出させているでしょ。
米国は不況なので日本を何とか自分の枠に組み入れたいと思っていて
日本はまんまとその作戦に乗っている。
米国はカスピ海の天然ガスを狙う戦略から戦争していると思うのに
日本は裏を読んでいないですよ

2002年5月23日 日経新聞の記事「特集：小泉外交——私はこう思う」より抜粋
「ただ日米関係は現在の日本の土台になっているのでは」に答えて。
全文は以下の通り
でも結局米国の利害に振り回されてしまう。
ブッシュ大統領の就任以降、米国は一国主義になっている。
このまま米国が孤立したら日本も孤立するでしょう。
外交はしたたかでなければならないし、米国はその点うまい。

2002年5月23日 日経新聞の記事「特集：小泉外交——私はこう思う」より抜粋
「日米関係についてどう考えるか」に答えて。
全文は以下の通り
中曽根康弘元首相の世代は敗戦コンプレックスだったと思う。
首相は米国のような大国を夢見る国家主義的。
日本はジャイアン（米国）にいじめられるのび太か、と言えば
（ジャイアンにすり寄る）スネ夫なんです。
私は日本はのび太でいいと思う。
ドラえもんという憲法9条があるんだから。

2004年10月11日 国家基本政策委員会合同審査会の議事録から。
民主党の岡田克也氏とのやりとり。
岡田
「総理はサマワは非戦闘地域であると、こういうふうに言われました。
非戦闘地域であるという、断言されたその根拠は何なんでしょうか」
小泉
「根拠といえば、戦闘が行われていないということ、
だからこそ非戦闘地域である」
岡田
「じゃ、総理、お尋ねしますが、お尋ねしますが、その議論の前提として
イラク特措法における非戦闘地域の定義を言ってください」
小泉
「イラク特措法に関して言えと、法律上、いうことになればですね、
自衛隊が活動している地域は非戦闘地域なんです」