遠野

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とにかく前に進みたくて、届かないものに手を触れたくて、それが具体的に何を指すのかも、ほとんど脅迫的とも言えるようなその思いが、どこから湧いてくるのかもわからずに僕はただ働き続け、気付けば、日々弾力を失っていく心がひたすら辛かった