十二因縁:苦しみが起きる12段階ということことになるでしょうか。
無明:無知、迷いの根本
行:煩悩が惹き起こすさまざまな作用・活動
識:識別すること、判断力
名色:名とは精神、色とは肉体
六入:眼耳鼻舌身意
触:六入が六境(色声香味触法)に触れあうこと
受:外界の現象を感覚器官で受け取ること
愛:「受」して、愛が生まれる
取:執着の心
有:独占すること
生:生命が生ずること
老死:生まれた命はやがて老い、死んでいくこと
無明、行、識、名色、六入、触、受、愛、取、有、生、老死
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P62