われ南溟 沖縄の空に散るとも
白球はよみがえりて
永久に失うことなかりし
永遠に輝きて 天空を飛ぶ
われ人生二十四にして尽きる。
忠孝の二字
キャッチボールをした後に飛行機に乗って沖縄の空に飛んでいきました
乾いた沖縄の空にキャッチャーのストライクの声が絶えず響いていきました。
10球くらい投げたでしょうか、キャッチャーの口からボールということはひとつも出ませんでした。
そのあとにグローブとミットを校舎に投げ入れ手を振りながら走って行きました。享年24歳でした。
辞世 (942) |