オリンピックはいつのまにかスポーツマンの祭典ではなく、もう一つの戦争になってしまった。クーベルタンは「国家の尊厳」に殺されてしまったのだ。100mランナーの栄光も悲惨も、いまでは国家が肩代わりしてしまい、選手は国家のスタンドイン(代理人)として走っているだけにすぎなくなった。122本の国旗が掲げられたときから、オリンピックは政治的なゲームとして開始され、その歪みを引き受けて、テロを誘発するに到ったのだ。

「死者の書」より。ミュンヘンオリンピックに関して。
名言表示回数:2805回  人気:圏外(過去最高:2位)
戦争 (1610) 社会 (439) テロ (16) 政治 (396) 国:国家 (148) オリンピック (39) 愛国心:愛国者:ナショナリズム (16) スポーツ (940)

寺山修司 名言数 11

1935年12月10日 - 1983年5月4日
寺山 修司(てらやま しゅうじ、1935年12月10日 - 1983年5月4日)は日本の歌人、劇作家。演劇実験室「天井桟敷」主宰。 「言葉の錬金術師」「アングラ演劇四天王のひとり」「昭和の啄木」「覗き見マニア」「エロスのアナキスト」「政治嫌いの革命家」「ジャンルを超えたコラージュの達人」「あしたのジョーを愛した男」「三島由紀夫のライバル」「生まれながらのトリック・スター」「サブ・カルチャーの先駆者...-ウィキペディア

現在のアクセスランキングは圏外。(過去最高は3位)

語録を投稿 語録を画像から投稿


  ※みだりに秩序を乱すコメントを禁じます。