新しき光に生きんをさな子の幸を祈りて我はちらなむ

新しき 光に生きん おさな子の 幸を祈りて 我はちらなむ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版 大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。
熊井常郎

熊井常郎 1

海軍特攻隊員 海軍大尉 昭和20年4月28日特攻戦死。慶應大卒。


寄せられたコメント(4)


    きゃ~くし!!(^3)// - さなえ

    貴方が逝ってから、70年の月日が、経ちました。 新しき光を浴びて70年を生きてきました。 常に新しい光を見つめながら感謝の心を忘れないようこころがけてきました。ありがとうございます。これからの新しい光と共にある幸を次の世代のために真摯に祈って残る人生を全うしていきていきます。   ごんちゃんとよばれていた貴方は、戦争のない昭和、平成の世をしっかりとまもってくださいましたね、貴方に抱っこされていた姪っ子より。 、 - 新しき光の子

    やがて戦争も終わるだろう。そして、やがて新しい命がこの国に生まれるだろう。その幼子たちの幸せを祈って、自分は散っていくのだという見事な覚悟を、静かにつぶやくように詠んでいる。 声高に戦争を賛美するのでもなく、母や家族への追慕を語るのでもなく、勇ましさを全面に押し出すのでもなく、甘美な感傷に浸るのでもない。この辞世の静かな語り口は、しかし、とても強く我々の胸に迫ってくる。 - 内田勝也

    広告

    うまい解説文だ! - 銘無き石碑

コメント戴ける場合はこちらから