私は進歩を信ずる。人類が完全な幸福にいたるべき運命を持っていることを信ずる。それゆえ、神が人間をただ苦しめるために創り出したと妄想している信心家たちより、自分は、はるかに神について大きな考えをもっている。最後の審判の日になって初めて天上にあらわれる、と信心家どものいうあの極楽の状態を、自由な政治と産業の設備のめぐみによって、この地上に打ちたてたいと思うのである。

『一日一言』(桑原武夫編 岩波新書206頁)
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ハインリヒ・ハイネ 名言数 119

1797年12月13日 - 1856年2月17日
ドイツの作家、詩人、文芸評論家、エッセイスト、ジャーナリスト。デュッセルドルフのユダヤ人の家庭に生まれる。名門ゲッティンゲン大学卒業、法学士号取得。当初は商人、ついで法律家を目指したが、ボン大学でA・W・シュレーゲルの、ベルリン大学でヘーゲルの教えを受け作家として出発...-ウィキペディア

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