First of all, they came to take the gypsies and I was happy because they pilfered. Then they came to take the Jews and I said nothing, because they were unpleasant to me. Then they came to take homosexuals,and I was relieved, because they were annoying me. Then they came to take the Communists,and I
最初、連中(ナチ)がジプシーを標的にした時、わたしは幸せだった。彼らが盗人だったから。
連中がユダヤ人を標的にした時、わたしは何も言わなかった。彼らが私に不愛想であったから。
連中が同性愛者を標的にした時、わたしは平気だった。彼らがわたしをイライラさせていたから。
連中が共産主義者を標的にした時、わたしは何も言わなかった。共産主義者ではなかったから。
ある日連中がわたしを標的にした時、わたしのために抗議してくれる者は、誰一人いなかった。
マルティン・ニーメラー牧師の「最初に彼らが社会主義者を標的にした時、私は声を挙げなかった…」で始まる有名な言葉をブレヒトが自己流にアレンジしたもの。他者への日常的な偏見や無関心こそ、ヘイトの触媒となる事が解る。
ベルトルト・ブレヒト
ベルトルト・ブレヒト 6
1898年2月10日 - 1956年8月14日ドイツの劇作家、詩人、演出家。 アウクスブルク出身。ミュンヘン大学時代より文学活動を始め、1922年に上演された『夜うつ太鼓』で一躍脚光を浴びる。代表作に『三文オペラ』『肝っ玉お母とその子供たち』『ガリレイの生涯』など。第二次世界大戦中は…-ウィキペディア