私の名は、イルゼ・ラングナー
第34回壁外調査に参加
第二旅団最左翼を担当
帰還時、巨人に遭遇
所属班の仲間と馬も失い、
故障した立体起動装置は放棄した
北を目指し 走る
巨人の支配する壁の外で馬を失ってしまった
人の足では巨人から逃れられない
頼れる仲間もいない
街への帰還 生存は絶望的
ただ…巨人に遭遇せず、壁までたどり着けるかもしれない
そう…私が今とるべき行動は恐怖に平伏すことではない
この状況も調査兵団を志願したときから覚悟していたものだ
私は死をも恐れぬ人類の翼 調査兵団の一員
たとえ命を落とすことになっても最後まで戦い抜く
武器はないが私は戦える
この紙に今を記し今できることを全力でやる
私は屈しない
私は屈しない
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