You see, the point is that the strongest man in the world is he who stands most alone.
この世界では、唯一人で立てる者が最も強いのだ。
戯曲『民衆の敵』から。有名な温泉地に鉱毒があることを発見した科学者ストックマン。直ちに温泉の使用を止めるように人々に訴えますが、市長や町の権力者たちと結びついた温泉の経営者は、ストックマンに対しネガティブキャンペーンを展開し、彼を「民衆の敵」として告発し、孤立に追い込みます。しかし彼は屈することなく、真実を訴え続けます。上記の言葉はラストシーンでのストックマンの台詞ですが、「真実を貫く者は、孤立を恐れてはならない!」という気概が伝わってきます。
ヘンリック・イプセン
ヘンリック・イプセン 14
1828年3月20日 - 1906年5月23日
ノルウェーの劇作家、詩人、舞台監督。近代演劇の創始者であり、「近代演劇の父」と称される。シェイクスピア以後、世界でもっとも盛んに上演されている劇作家とも言われる。
『ブラン』『ペール・ギュント』(グリーグが後に劇音楽を作曲する)『人形の家』『野鴨』『ロスメルスホルム...-ウィキペディア