一極集中の名でこの国の中枢のように思われてきた東京は、
じつは暮らしの足腰が最も弱い地域である。
人々の暮らしは、電力、食材、建築材、といったその基盤を、
ほぼ全面的に外部に依存している。
東京ほど非自立的な都市はないのだ。
その脆弱さは、東日本大震災と福島第一原発事故のときに、
水道水が飲めず、コンビニの棚が空になり、
電車が普通になって家に帰ることすらできない人が大量に出たことからもわかる。
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