余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた
寄せられたコメント
(『作家のアジア体験』芦谷信和・上田博・木村一信編 世界思想社 61頁)
彼は、自らが「見下ろされる」ことの本当の怖さを自覚していたのだろうか?
「だがね、ルパン君、君を笑ってやることがあるよ…。というのは、君が人殺しをしたことだ…。浦瀬の殺人だけはどうしてものがれることができまい。君は血を流したのだ」
「浦瀬は日本人だ」ルパンは傲然として言いはなった。
「おれはかつてモロッコ人を三人、一時に射ころしたことがある」
(江戸川乱歩『黄金仮面』)
- 名言録