根拠のない希望というのは、アウシュビッツの時によく語られました。
希望というのは善だ、いいものだと思っているわけでしょ。
必ずしもそうじゃないですよ。
暗い時に希望というものを作り上げて、それによってごまかしている部分があって――。
いい加減な希望より絶望の方がましだと言う人間もいるくらいですから。
映画がいつも希望を語らなけりゃいけないなんてぼくは思わない。
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