「オレが言いたいんは 大地に溶けて 本当に土に還った人たちは 今自然の中で一緒くたになって そのすべての中にいてるっちゅうことなんや そのへんの水の中にも 降ってくる雨の中にも 草や木の緑の中にも その露にも 土や岩や小石の中にも 風の中にさえ 死んでいった人たちはそこにいてる いつでもそこにいてるんや」
角又万作
角又万作 4
18歳。寺の四男坊、出身は関西。冷静沈着な和風の肉体派だが、そのときの感情を漢詩で表すなど風情も持ち合わせる。弓道二段。花が離脱後に春チームの居住地が大洪水により壊滅。一人遭難するが、ひばりと再会。後に花や藤子達とも合流した。