校則は、1970年代末頃から急激に増えはじめたもので、馬鹿げた制限が多い。
日弁連は、子供の人権の重大な侵害が広範に見られるという結論の報告書をまとめた。
日弁連が調べた大半の学校で、
生徒の座り方、立ち方、歩き方、そして、手を上げる時の角度や高さまで
こと細かに規定した校則が適用されている。
下校路を指定している学校も多い。
級友と道で会話を交わすのを禁じている学校もあれば、
給食のおかずを食べる順番を決めている学校まである。
このような校則は、自宅でも休暇中でも適用される。
原則として、夕方六時以降は外出禁止で、起床時間も定められている。
日曜日も例外ではない。
読んでよいのは学校の選んだ図書に限られ、
見てよいテレビ番組を決めるのは、親ではなく学校である。
休暇中の家族旅行にも、許可が必要な学校もある。
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(野間宏『真空地帯』岩波文庫版下巻14頁)
学校教育現場は、まさに「真空地帯」であると言える。 - 名言録