1987年に、アメリカ在住の日本人利根川進博士が、
医学部門でノーベル賞を授与された時、
多くの新聞が指摘したのは、
何十年間か海外で学び海外の研究所で仕事をするという刺激がなかったら、
受賞できなかったであろうということだ。
日本の大学にいる科学者は、
有能な研究者を下積みの地位にしばりつける極端に硬直した学界ヒエラルキーと、
文部官僚の過度の規制とに妨げられて、
思うように研究もできないのである。
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