現代のメディアは、おそろしく饒舌である。
テレビも新聞も、書物もコンピュータも、
まるで増水した河川のように、情報を流しつづけている。
音楽から論説にいたるまで、記号から画像にいたるまで、
大量のおしゃべりが、まさしく日々を流れさっていく。
その流れに浮かんでいるだけでも、たぶん現代というものを感じることはできるだろう。
メディア (21) 「学問がわかる。」シリーズ (816) |