國民が國威國光の虚榮に醉ふは、猶ほ個人のブランデーに醉ふは如し。
彼れ既に醉ふ、耳熱し眼眛みて氣徒らに揚る、
屍山を踰へて其の慘なるを見ざる也、血河を渉りて其穢なるを知らざる也。
而して昻々然として得意たる也。

『帝國主義』岩波文庫版32頁
幸徳秋水

幸徳秋水 4

1871年11月5日(明治4年9月23日)~1911年(明治44 年)1月24日) 明治時代の社会主義者、ジャーナリスト。


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