ほとんどの人が、
今後も選別方式を変えるなんの手も打たれないであろうことを知っている。
つまるところ、この制度は『システム』の意向にもののみごとに合致しているわけだ。
頭の中に詰め込まれた膨大な量のデータが、ほとんどなんの役にも立たず、
学生たちが(英語の場合のように)正しく学び直すのも難しい間違った癖を
身につけてしまったとしても、
選抜されてトップまで行くような人は非常に粘り強いし、
きわめて記憶力が良いはずだということであろう。
官界と経済界が高く評価するのは、創造性よりも記憶力である。
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