問題を作る側の教師も、
正解をかなり恣意的に決めることが多いから、
学科をきちんと教えるよりも出題者の意図が読める達人をつくる訓練に力が注がれる。
英語を例にとれば、受験生は、
実用的な英語力にはあまり自信のない教授がつくる試験に合格するように勉強する。
こうした試験には、あいまいでまぎらわしい問題や、
文法的な誤りが含まれていることも多い。
英語は、数学、国語とならんで、
大学入試の三大主要科目の一つとされていて、
生徒は大学教育まで含めると10年間にわたって英語を学ぶが、
わずかな例外を除き、英語で意思の疎通ができるところまではいかないのである。
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寄せられたコメント
考える力に目を向けるのは良いことと思う。
けれど、それを正確に汲み取ってやれるか等と課題は多い。
もしも、「評価者に伝わらなかった」となれば、「伝わる表現の仕方」にも気を遣わなくてはいけない。
こうなれば、この言葉で言われている問題も、まだまだ過去の話とは言い切れないのではないのかな。 - 銘無き石碑