「第20章 イタリア魂」
卵を買おうとした時のこと、六個入っている箱の中の卵のうち、何と四個までひびが入っている。
もちろん店主に抗議した。店主はおだやかな口調で言う。

店主:卵を料理する時、あんたならどうする。割るんじゃないかね
イエス
店主:神様があんたのそのための苦労を、四個まで代わってくださったということさ
この卵はゆで卵にしたいのよ

塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)91p
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内田洋子 名言数 2

塩野七生の友人。河内生まれ。外国語大学卒業。

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