曹操
君は竜というものを見たことがあるか
劉備:いえございません 実在するものでしょうか
ありと見ればあり ないと見ればない
竜というものは時に大きく 時には小さくなるという 余にはそれが見える
余の言う竜とは人間のことだ 英雄のことだ
竜というものは天に昇る機が いまだ熱さぬ時は
頭を埋め爪をかくし 深淵にひっそりと身を潜め さざ波さえ立てぬ
だが ひとたび機が熱したと見るや
風を起こし雲を呼び一気に天に駆け上がるという
余は人間の英雄にその姿を見る
劉備:なるほど
さしずめ君も その潜む竜であろうな
劉備:とんでもない 私にはそのような力はございませぬ
そうかな
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