私は「戦後」というものは一寸やそっとで消失するものだとは思わない。
我々が現在高らかに唱えている新憲法もデモクラシーも、我々のほんとの自分のものになっているとは思わない。
それが本当に心の底から自分のものになった時においてはじめて「戦後」は終わったと自己満足してもよかろう。
戦後 (47) |