日本の児童生徒が筆記テストで高得点をとるのは、
別に驚くべきことではない。
まさに、そのたぐいのテストのために、
小学校から訓練されるのである。
しかし、そのテストが、
たとえば自分で考えて結論を引き出したり、
事実を抽象しその抽象を理論的に構成したり、
自分の考えを小論文にまとめる、
あるいは、単に質問する能力でもよいのだが、
そういった能力を評価するテストであれば、たちまち、
日本の教育制度の欠陥がどこにあるかが露呈してしまうだろう。
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