飾り立てた服装をしている人は、
高尚な趣味の持ち主ではあるかもしれないが、
その人が立派な人かどうか、健全な人かどうかは、
他のところを見なければならない。
それと同じように、美徳、すなわち頑強な精神は、虚飾とは無縁のものである。
美徳を備えた人間とは、
裸一貫で勝負する、いわば(精神的に)たくましい人のことである。
そのような人は、飾り(肩書き)を嫌う。
なぜならそのような飾りは力を発揮するときの邪魔になりうるし、
もともとは何らかの欠点を隠すために作られたものが多いのだから。
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