『システム』の抱き込みがいかに逃れようのないものであるか、
その典型が労働運動、教育界の一部、マスコミなどである。
これらは、他の非独裁社会では、
敵意をあからさまにはしないにしても、
既存の社会・政治権力の秩序との間で、
多かれ少なかれ垣常的な緊張関係にあるのが、普通である。
日本の“飼い慣らされた”労働組合については、すでに見てきた。
学校やマスコミも、もちろん『システム』の存続にかかわる重要な要素である。
もう一つ極端な例として、犯罪分子までが『システム』に支配されている。
『システム』の抱き込み体制がいかに広範に及んでいるかを示す好例である。
学童と、ジャーナリストと、暴力団とを、
一緒くたに論じるのは、意地が悪いと思われるかもしれない。
だが、現実には、日本の学校も新聞も犯罪組織も、
いずれも共に『システム』に仕える存在である。
日本の学校がそのいい例だが、
比較的力の弱い社会組織は、
『システム』全体の目的に完全に従わされる破目になる。

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カレル・ヴァン・ウォルフレン 名言数 43

生 1941年4月
オランダ・ロッテルダム出身のジャーナリスト、政治学者。現在はアムステルダム大学比較政治・比較経済担当教授。 オランダ語の発音ではカーレル・ファン・ヴォルフェレンとなる。...-ウィキペディア

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