人生わずか五十年とは昔の人の言う言葉、
今の世の我等二十年にしてすでに一生と言い、
それ以上をオツリと言う。
まして有三年も永生きすればゼイタクの限りなり。
いささか惜しまず、笑って南溟の果てに散る。
人生わづか五十年とは昔の人の言ふ言葉、
今の世の我等二十年にしてすでに一生と言ひ、
それ以上をオツリと言ふ。
まして有三年も永生きせしはゼイタクの限りなり。
いささか惜しまず、笑つて南溟の果てに散る。
戦争 (1610) 国民の遺書 (35) 小林よしのり (33) |