もしあなたが、わたしが考えていたような男だったら、
わたしはあなたを夫と思い、男としても尊敬するでしょう。
でも、もしそうでなかったら、わたしの運命は悪くなるばかり。
なぜ、踏みきらないのです。
なにもコリントやタルクィーニアのような、他国で行動せよと言っているのではない。
何を恐れているのです。
決心がつかないというなら、コリントでもタルクィーニアでも行ってしまったらいい。
そしてあなたも、昔の出にもどったらよいのです。
ローマ人の物語 (392) ローマは一日にして成らず (32) |