人々がもはや自分の地位を恥じる必要がなくなったときに、
はじめて自己の民族への誇りの基礎が存在することになる。
ある民族が、そのうち半数がみじめで、苦悩にやつれ、
あるいはまったく堕落しているならば、誰も誇りを感じないような状態である。
民族がその一員の全てに至るまで心身ともに健康であるときにはじめて、
その民族に属しているという喜びが、あらゆる場合に、
われわれが国民的誇りと名づけるあの高い感情にまで
正当に高まることができるのだ。
同様に、ある階級だけを包む国家主義というものも存在しない。
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