ドイツの国家官吏は、とかく、官僚主義的で、
旧式だと陰口をたたかれもしたが、
他の国々では、それだからといって、
よりましだったわけでもない。
そればかりか、もっと悪かったのだ。
それら政府の、その時々の政治的意向は、ドイツ国官吏の地位になんの影響も与えることがなかった。
革命後は、もちろんこのことは根本的に変わってしまったのである。
知識と能力の代わりに、党派的見地が現れ、自主的、独立的な性格は、なにかを促進するというより、むしろ妨害するものになってしまった。
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