人々は君主に十分な食事をもちろん喜んで差し上げたし、
また、君主におよそ必要な睡眠時間を妨げようなどとは
夢にも望まなかった。
人々はただ君主がいつも個性をもった人間として、
自分の一門の名前と国家に名誉をもたらし、
支配者としての義務を果たしさえすれば満足していた。
ほとんど無益であるばかりか、
かえって、よりいっそうの損害を与えたのだ。
名誉 (54) 支配者 (8) 君主 (4) 美化 (1) 美談 (1) |