残念なことは、すぐれた人間の価値が、
まさにかれらの知能にだけあるに過ぎず、
その数にはないことである。
多数がすべてであるような時代における不幸なのだ。
大衆の投票用紙があらゆることに判決を下す今日では、
決定的な価値はまったく最大多数グループにある。
そしてこれこそ第一のグループ、つまり愚鈍な人々、
あるいは軽信者の群集なのである。
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