私は美術学校への入学試験に関しては
必ず合格するという確信を抱いていた。
私は相当の準備をし、
それまでに描いた沢山の絵を携えて学校の門を潜った。
間もなく結果は発表された。
誇りと自信に満ちてその発表を見に行った私は、
しかし意外な結果に行き当たった。
私は不合格だったのだ。
あえて白状するが、今日までの私が不満を感じたのは、
後にも先にもこの時の一回だけであった。
私はどうして不合格なのかを試験官に質問したが、
試験官は「才能が不足している」と答えるだけであった。
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教授に、建築家の方が向いてるっていわれたらしい - さくら
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