小佐田はん。
人間、ボーっとせなあきまへんで。
それに気ィついたんで、

このごろボーっとするお稽古してまんねん

枝雀はよく、
「笑いの天才である」
と指摘される。
天才だったのは確かだが、 
強いて言うなら
「お稽古の天才である」
というべきかもしれない・・・
枝雀の稽古は、近所を散歩しながらブツブツと、
あるいは家の中でウロウロとしながらしたようで、
不審者に見られるほどであったとも。
この名言は、落語作家 小佐田定雄さんが、
ある日引き止められて言われた言葉であったそうだ。
その言葉を聞いて、
「あのー、師匠。
『ボーっとする』という姿勢と、『お稽古する』という姿勢は矛盾してんのと違いますか」
と答えると、一瞬キョトンとした表情を浮かべると、
天を仰いで、
「アーッハッハッハ!
ほんにそれも、そうだんなあ。
アーッハッハッハ!」
と言ったという・・・
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桂枝雀 名言数 11

1939年8月13日 - 1999年4月19日
桂 枝雀(かつら しじゃく)は上方落語の名跡。2代目の死後は空き名跡となっている。 なお、以下の各代以外にも、昭和10年代の寄席ビラに枝雀の名が確認できる。色物だったとされているが詳細は不明。 本項を参照。 3代目桂米朝門下。前名は10代目桂小米。本名: 前田達。59歳没。...-ウィキペディア

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