0 コメント数 シェア この世界の誰一人、見たことの無いものがある。それは優しくて、とても甘い。多分、見ることができたなら、誰もがそれを欲しがるはずだ。だからこそ、誰もそれを見たことが無い。そう簡単には手に入れられないように世界はそれを隠したのだ。だけど、いつかは誰が見つける。手に入れるべきたったひとりが、ちゃんとそれを見つけられる。そういうふうにできている。