0 コメント数 シェア 幸福はどこにあるのか?名誉を愛する人は、他人の行為の中にあると考える。快楽を愛する人は、自分の感情の中にあると考える。悟った人は、自分の行動の中にあると考える。 自省録より 5 タグ
0 コメント数 シェア ここで生きていくのなら、もう慣れている。よそに行って生きるのも、君の望み通りにできる。死ぬとすれば、使命を終えただけのことだ。他には何もない。だから勇気を出せ。 自省録より 5 タグ
0 コメント数 シェア 君は奴隷に生まれついたのだ。理屈を言うのは、君の役目じゃない。 学問の世界へ帰りたいと願いつつも最高司令官の職務に忙殺される我が身を思って書いたものと思われる。自省録にはそのような文が多いが、その中でもとりわけて自虐的な一文。現存していない悲劇詩人の作品からの引用らしい。自省録より 5 タグ
1 コメント数 シェア 「私は君に対して率直に振る舞うことにした」こんなことを言う人間は、なんと腐った卑しい人間であることか。いったい何がしたいのか。口に出して言うべきことではない。真実は君の顔に書いてあるし、声にもあらわれる。恋人同士が目を見るだけであらゆることがわかりあえるのと同じくやがてわかることなのだ。 自省録より 4 タグ 君が私を愛さないから不満なんだよ。 - 銘無き石碑 2022-04-06 03:21:28 UTC
0 コメント数 シェア これ以上惑うな。君が書いた自省録や先人の言行録や晩年のためにとっておいた書物を読む機会は君にはもうないだろう。だから、終局の目的に向かって急げ。まだ自分のことが気にかかるのならそのような考えが許されているうちにむなしい希望を捨てて自分を救うがよい。 「君」とはマルクス・アウレリウス・アントニヌス自身を指す。自省録は彼自身のために書かれた個人的なものであったと考えられている。自省録より 5 タグ
2 コメント数 シェア 空中に投げられた石にとって落ちるのが悪いことではないし昇るのが良いことでもない 自省録より 5 タグ 落ち続けて昇らないのがいいのか - 銘無き石碑 2020-05-15 23:21:25 UTC 落ちるって、堕ちるって、死にかけたことないくせに。 - 銘無き石碑 2023-03-23 08:04:49 UTC
1 コメント数 シェア もし君が怒って破裂したところで彼らは少しも遠慮せずに同じことをやり続けるであろう。 自省録より 4 タグ ごめんなさい - 銘無き石碑 2018-04-19 16:11:28 UTC
0 コメント数 シェア 「このキュウリは苦い」ならば捨てるがいい。「道にイバラがある」ならば避けるがいい。それで充分だ。「なぜこんなものが世の中にあるんだろう」などと付け加えるな。そんなことを言ったら自然を究めている者に笑われるぞ。 自省録より 3 タグ
1 コメント数 シェア 腋臭の人間に君は腹を立てるのか。息がくさい人間に君は腹を立てるのか。その人間がどうしたらいいというのか。彼はそういう口を持っているのだ。また、そういう腋を持っているのだ。やむをえないことではないか。「しかし人間には理性がある。自分のどういう点が人の気に障るか、少し考えればわかるはずだ」それはそうだ。ところで君も理性を持っているね。だから君の理性的な態度で、相手の理性を喚起したらいいだろう。よくわけをわからせてやり、忠告してやりなさい。もし相手が耳を傾けるなら、君はその人を癒してやれるだろう。怒りや軽蔑は不要だ。 自省録より 7 タグ まことにまことにありがたいおことばです。まさにローコンテクストでありんす。 - ヱクトン 2007-04-26 12:39:17 UTC
1 コメント数 シェア 自分の既に扱っているものを楽しもうではないか。自分の最上の所有物を取りあげて、もしそれがなかったら、どんなに賢明に探し求めていたことか、考えてみることだ。 5 タグ ふけ、ふけ! - 銘無き石碑 2013-11-12 23:46:54 UTC
0 コメント数 シェア 『自省録』より 蜘蛛は、蠅をとって生きている。誰かは、野うさぎをとることで。別の誰かは、鰯をとることで。また、別の誰かはいのししを。他の誰かは熊を。そして、それ以外の誰かはサルマティア人を。獲物に襲いかかるときに感ずる衝動は、それが動物であろうと人間であろうと、殺すという一年では同じではないか 塩野七生 『ローマ人の物語30 終わりの始まり [中]』(新潮文庫,2007)74p 3 タグ
0 コメント数 シェア 『自省録』より 人は思索に徹したいとき、人里離れた地にこもる。田園に、海辺に、山の中に。お前も昔は、よくそれを夢見たものだった。だがこれは、愚かな解決法である。もしもほんとうに自分の心と向き合う必要を感じたならば、いつでもどこでも、自分の内に逃げ込むことはできる 塩野七生 『ローマ人の物語30 終わりの始まり [中]』(新潮文庫,2007)75p 3 タグ