コンスタンティノープルの陥落 4
1991年4月25日発行。
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ニコロの言葉
病院というところはどこでも、なぜこうも騒々しいのだろう
塩野七生 『コンスタンティノープルの陥落』(新潮文庫,1991)27p
マホメッド二世(トルコの若き王)の言葉
あの街をください
塩野七生 『コンスタンティノープルの陥落』(新潮文庫,1991)70p
ジェノヴァ人の言葉
二百年もの間に築きあげたわれわれの富、われわれの町、われわれの息子たちを
捨てることなど、絶対にできない。居留区はわれわれにとって、生まれ育った場所なのだ。
それを捨てるくらいなら、最後の血の一滴まで戦いぬくだろう
塩野七生 『コンスタンティノープルの陥落』(新潮文庫,1991)172p
皇帝の言葉
あなた方西欧人は、
自分の国でもないこの都を守るために、日夜心をくだいてくれている。
しかし、わたしに、この民を見捨てていくなどということが、どうしたらできるだろうか。
いや、皆さん、わたしにはできません。彼らとともにこの都とともに、死ぬほうを選びます
塩野七生 『コンスタンティノープルの陥落』(新潮文庫,1991)173p