遺書：遺言の名言

遺書：遺言

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比ぶなき幸かな我は選ばれて
今南海の雲と散り征く

比ぶなき　幸かな我は　選ばれて　今南海の　雲と散り征く
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

石垣中尉 1

陸軍特攻隊沖縄にて特攻戦死。

唱ふれば生なく死なく我もなし
天皇陛下萬歳々々

唱ふれば　生なく死なく　我もなし　天皇陛下　万歳万歳
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

石川宏 1

旧陸軍兵士

此の身をば碎きて燃せ醜艦を我等御國の劔ぞとなりて

此の身をば　砕きて燃せ　醜艦を　我等御國の　剣ぞとなりて
劔＝剣
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

石川潔 1

旧陸軍伍長

天てらす神の御末の弥榮(いやさか)を拝みまつり花は散りゆく

天てらす　神の御末の　弥栄(いやさか)を　拝みまつり　花は散りゆく
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

石川誠三 3

旧海軍中尉　回天特攻隊昭和20年1月12日グアムにて特攻戦死。享年23歳。特攻...

思はじと思えどとかく思い出づ
故郷の母よ健やかにおはしませ

思わじと　思えどとかく　思い出づ　故郷の母よ　健やかにおはしませ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

石川誠三 3

旧海軍中尉　回天特攻隊昭和20年1月12日グアムにて特攻戦死。享年23歳。特攻...

明日の日は戰い死なむ今日の日は靜かに祖國の春を偲ばん

明日の日は　戦い死なん　今日の日は　静かに祖國の　春を偲ばん
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

石川誠三 3

旧海軍中尉　回天特攻隊昭和20年1月12日グアムにて特攻戦死。享年23歳。特攻...

益良雄が皇國(すめくに)思ひ誠心(まごころ)を血に染めなして書きし日の丸

益良雄が　皇國(すめくに)思い　誠心(まごころ)を　血に染めなして　書きし日の丸
回天創始者[[黒木　博司]]氏から血書の国旗を送られたとき
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

石川徳正 1

旧海軍少佐サイパンにて戦死。

ひんがしの空紅(くれなゐ)に染まるなりいざ防人の務尽くさん

ひんがしの　空紅(くれない)に　染まるなり　いざ防人の　務尽くさん
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

石坂健郎 1

旧陸軍兵ネグロス島にて戦死。

あづさゆみ征きて還らぬ晴姿
育ての親は如何に見るらん

あずさゆみ　征きて還らぬ　晴姿　育ての親は　如何に見るらん
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

赤近忠三 10

旧海軍兵　回天特攻隊昭和20年6月12日沖縄近海に輸送される途中米潜水艦に撃沈...

碎けては何をか殘さん若櫻
あとの水煙それとこそしれ

砕けては　何をか残さん　若桜　あとの水煙　それとこそしれ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

赤近忠三 10

旧海軍兵　回天特攻隊昭和20年6月12日沖縄近海に輸送される途中米潜水艦に撃沈...

荒波と碎けて散らむ身にしあれど寄せてかへさむ御代の彌榮

荒波と　砕けて散らむ　身にしあれど　寄せてかえさむ　御代の弥栄
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

赤近忠三 10

旧海軍兵　回天特攻隊昭和20年6月12日沖縄近海に輸送される途中米潜水艦に撃沈...

大君につくさむ心荒海と寄せては碎かむ醜(しこ)の醜草

大君に　つくさん心　荒海と　寄せては砕かん　醜(しこ)の醜草
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

赤近忠三 10

旧海軍兵　回天特攻隊昭和20年6月12日沖縄近海に輸送される途中米潜水艦に撃沈...

踏み越えむ道は険しく荊棘なれど
碎かで止まず醜(しこ)の醜草

踏み越える　道は険しく　荊棘なれど　砕かで止まず　醜(しこ)の醜草
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

赤近忠三 10

旧海軍兵　回天特攻隊昭和20年6月12日沖縄近海に輸送される途中米潜水艦に撃沈...

彈丸(たま)は尽き太刀は碎けて傷重く喰む糧なきも擊ちてし止まむ

弾丸(たま)は尽き　太刀は砕けて　傷重く　喰む糧なきも　撃ちてし止まん
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

赤近忠三 10

旧海軍兵　回天特攻隊昭和20年6月12日沖縄近海に輸送される途中米潜水艦に撃沈...

君のため命惜しむな若櫻
散るべき秋に散つて香ばし

君のため　命惜しむな　若桜　散るべき秋に　散って香ばし
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

新井義雄 1

旧陸軍少尉　特攻隊昭和20年6月3日沖縄周辺にて特攻戦死。享年18歳。

遺書
若櫻散るべき時は今なるぞ
十九の春に撃ちてし止まむ

若桜　散るべき時は　今なるぞ　十九の春に　撃ちてし止まん
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

古波津昇 1

旧日本軍　鉄血勤皇隊沖縄にて戦死。沖縄県立第一中学校5年。

身はたとひこの沖縄に果つるとも
七度生れて敵亡(ほろぼ)さん

身はたとえ　この沖縄に　果てるとも　七度生れて　敵亡(ほろぼ)さん
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

小渡壯一 1

旧日本軍　鉄血勤皇隊沖縄にて戦死。沖縄県立第一中学校4年。

殉忠の至誠、魂、火玉となつて敵を焼く

殉忠の至誠、魂、火玉となって敵を焼く
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

山城金榮 1

旧日本軍　義烈空挺隊昭和20年5月24日沖縄飛行場に殴り込みをかけ戦死。

たらちねの母のみもとぞしのばるゝ
彌生(やよい)の空の春霞かな

たらちねの　母のみもとぞ　しのばるる　弥生の空の　春霞かな
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

卓庚鉉 1

通名　光山　文博　旧陸軍大尉　陸軍特攻隊現京都薬科大学出身。

両親にかくせしことも君故ぞ
今ぞ詫びなむ秋は来にけり

両親に　かくせしことも　君故ぞ　今ぞ詫びなむ　秋は来にけり
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

赤近忠三 10

旧海軍兵　回天特攻隊昭和20年6月12日沖縄近海に輸送される途中米潜水艦に撃沈...

夕空に輝く星も曇りなし
今宵限りの故郷の空かな

夕空に　輝く星も　曇りなし　今宵限りの　故郷の空かな
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

赤近忠三 10

旧海軍兵　回天特攻隊昭和20年6月12日沖縄近海に輸送される途中米潜水艦に撃沈...

荒波と共に碎けて寄せかへし
醜(しこ)住む國を侵しつくさむ

荒波と　共に砕けて　寄せかえし　醜(しこ)住む國を　侵しつくさむ
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

赤近忠三 10

旧海軍兵　回天特攻隊昭和20年6月12日沖縄近海に輸送される途中米潜水艦に撃沈...

若櫻二度とは散らじ男なら
かくこそ散らん玉と碎けて

若桜　二度とは散らじ　男なら　かくこそ散らん　玉と砕けて
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

赤近忠三 10

旧海軍兵　回天特攻隊昭和20年6月12日沖縄近海に輸送される途中米潜水艦に撃沈...

來る春の櫻と共に靖國の宮に薫らん若櫻花

来る春の　桜と共に　靖國の　宮に薫らん　若桜花
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

牧光広 2

神風特攻隊昭和20年2月21硫黄島方面海面にて特攻戦死。

君が代を千代に護れと祈るなり
行きて帰らぬ身は梓弓

君が代を　千代に護れと　祈るなり　行きて帰らぬ　身は梓弓
帰＝帰
大東亜戦争殉難遺詠刊行会出版　大東亜戦争殉難遺詠集(絶版)より。

松村嘉吉 5

神風特攻隊昭和20年4月6日沖縄にて特攻戦死。享年25歳。

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比ぶなき幸かな我は選ばれて今南海の雲と散り征く

唱ふれば生なく死なく我もなし天皇陛下萬歳々々

此の身をば碎きて燃せ醜艦を我等御國の劔ぞとなりて

天てらす神の御末の弥榮(いやさか)を拝みまつり花は散りゆく

思はじと思えどとかく思い出づ故郷の母よ健やかにおはしませ

明日の日は戰い死なむ今日の日は靜かに祖國の春を偲ばん

益良雄が皇國(すめくに)思ひ誠心(まごころ)を血に染めなして書きし日の丸

ひんがしの空紅(くれなゐ)に染まるなりいざ防人の務尽くさん

あづさゆみ征きて還らぬ晴姿育ての親は如何に見るらん

碎けては何をか殘さん若櫻あとの水煙それとこそしれ

荒波と碎けて散らむ身にしあれど寄せてかへさむ御代の彌榮

大君につくさむ心荒海と寄せては碎かむ醜(しこ)の醜草

踏み越えむ道は険しく荊棘なれど碎かで止まず醜(しこ)の醜草

彈丸(たま)は尽き太刀は碎けて傷重く喰む糧なきも擊ちてし止まむ

君のため命惜しむな若櫻散るべき秋に散つて香ばし

遺書若櫻散るべき時は今なるぞ十九の春に撃ちてし止まむ

身はたとひこの沖縄に果つるとも七度生れて敵亡(ほろぼ)さん

殉忠の至誠、魂、火玉となつて敵を焼く

たらちねの母のみもとぞしのばるゝ彌生(やよい)の空の春霞かな

両親にかくせしことも君故ぞ今ぞ詫びなむ秋は来にけり

夕空に輝く星も曇りなし今宵限りの故郷の空かな

荒波と共に碎けて寄せかへし醜(しこ)住む國を侵しつくさむ

若櫻二度とは散らじ男ならかくこそ散らん玉と碎けて

來る春の櫻と共に靖國の宮に薫らん若櫻花

君が代を千代に護れと祈るなり行きて帰らぬ身は梓弓

比ぶなき幸かな我は選ばれて
今南海の雲と散り征く

唱ふれば生なく死なく我もなし
天皇陛下萬歳々々

思はじと思えどとかく思い出づ
故郷の母よ健やかにおはしませ

あづさゆみ征きて還らぬ晴姿
育ての親は如何に見るらん

碎けては何をか殘さん若櫻
あとの水煙それとこそしれ

踏み越えむ道は険しく荊棘なれど
碎かで止まず醜(しこ)の醜草

君のため命惜しむな若櫻
散るべき秋に散つて香ばし

遺書
若櫻散るべき時は今なるぞ
十九の春に撃ちてし止まむ

身はたとひこの沖縄に果つるとも
七度生れて敵亡(ほろぼ)さん

たらちねの母のみもとぞしのばるゝ
彌生(やよい)の空の春霞かな

両親にかくせしことも君故ぞ
今ぞ詫びなむ秋は来にけり

夕空に輝く星も曇りなし
今宵限りの故郷の空かな

荒波と共に碎けて寄せかへし
醜(しこ)住む國を侵しつくさむ

若櫻二度とは散らじ男なら
かくこそ散らん玉と碎けて

君が代を千代に護れと祈るなり
行きて帰らぬ身は梓弓