不幸な人々の階級(高慢な金持ちどもは、賤民という名で呼んでいるが)は社会のもっとも健康は部分である。この汚辱の世紀において、なお真理、正義、自由を愛している唯一の部分である。たえず単純な良識に耳をかたむけ、心の衝動に身をゆだねて、詭弁にまどわされず、甘言にいざなわれず、虚栄によって腐敗されていない唯一の部分である。……なぜなら、生きるためにはたえず労働せねばならず、堕落する手だても暇もないので、彼らは諸君らよりもずっと自然に近いままに止まっているからである。

ジャン=ポール・マラー

ジャン=ポール・マラー 1

1743年5月24日 - 1793年7月13日
フランスの革命指導者、医師。-ウィキペディア


寄せられたコメント(1)


    出典を書き忘れていました。『一日一言』(桑原武夫編 岩波新書86頁)です。大変申し訳ありませんでした。 - 名言録

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