軍人は最後の最後まで過早の死を求めず、戦うのが務めというものだ。百姓がクワを持つのも、兵が銃を握るのも、それが務めであり、務めは最後まで果さんならんは同じこと。務めを果す時は誰でも鬼になる。ましてや戦じゃけん。鬼にならんで、できるものじゃなか。

1944年11月24日、自決直前に語った最後の言葉。
中川洲男


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