「五十年の孤独」
その眼‥‥‥アドルフ・アイヒマンと同じ眼なのだ‥‥‥
あなたもアイヒマンと同じように、冷徹な計算のもの、
なんの痛痒も感じずに人を殺せる人間のようだ‥‥‥
しかし、一つだけアイヒマンにないものがある‥‥‥
その眼の奥に‥ひっそりと眠る哀しみ、だ‥
あなたは‥何を見てきたのだ?‥‥‥
さいとう・たかを『ゴルゴ13 Volum93 五十年の孤独』(リイド社,2006)208p
ゴルゴ13