宗教的感情は年をとってゆくにつれて次第につのってくる傾きがある。
それがつのってくるのは、感情が静まってゆき、
空想や感受性が以前ほど刺激されなくなり刺激されにくくなっていって、
われわれの理性の活動がより平静になり、むかしはそれに心を奪われた
想像や欲望や気ばらしによって曇らされることがなくなるからである。
そこで神がまるで雲のうしろから出たように姿を現わす。

ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社,1974)P270
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オルダス・ハクスリーが1932年に発表したディストピア小説である。機械文明の発達による繁栄を享受する人間が、自らの尊厳を見失うその恐るべきディストピアの姿を、諧謔と皮肉の文体でリアルに描いた文明論的SF小説であり、描写の極端さが(多くのSF小説にあるように)きわめて諧謔的であるため、悲観的なトーンにもかかわらず、皮肉めいたおかしみが漂っている...-ウィキペディア

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