0 コメント数 シェア 自立とは何でしょうか?わが子にとって、あるいは人間にとって、本当に必要な自立とは何なのでしょうか?みなさんは、それについて考えたことがありますか?失礼ながら言わせていただけば、たいていの親は一分間も考えたことがないと思います。みんなが言うことや本や雑誌やテレビで見聞きしたことを、そのまま受け入れて思考停止状態になっています。親たちが漠然と思っている自立とはこういうことです。朝は自分で起きて、自分で顔を洗って、食事をしたら自分で歯を磨き、自分で着替えて、自分で学校の支度をして…。帰ってきたら自分でうがいと手洗いをして、遊ぶ前に自分で進んで宿題をやり始め、次の日の支度も自分でして、玩具で遊んだら自分で片づける、整理整頓がバッチリできる…。いちいち親に言われなくても、こういった生活習慣的なことが自分でできる、それを自立と呼んでいるのです。でも、本当はそんなものは自立ではありません。それは、親たちがやらせたいことを自動的にやってくれる便利な子というに過ぎません。自立ではなく自動化です。親たちの望み通りに動く、親たちにとって都合がよい、手のかからない育てやすい子に過ぎないのです。 親野智可等 名言数 1 (1958~) 日本の教育評論家。教師。 親野智可等はペンネーム、本名は杉山... 5 タグ
0 コメント数 シェア 日本の教育は、“子供を大人にしない”という傾向が強く、無知のまま子供を社会に引き渡し、会社などで“一人前”にするという高度成長型成熟モデルが支配的だった。 小玉重夫 名言数 6 (1960~) 日本の教育学者。 東京大学大学院教授。 代表的著作は『学力... 6 タグ